結納

キレイ学のススメ ~ビューティー4~

ビューティー4|西村有紀子 キレイ学のススメ

佐賀のがばいばあちゃん

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメはベストセラーとなった島田洋七さんの『佐賀のがばいばあちゃん』です。1980年の漫才ブームの立役者ともなった、漫才コンビB&Bの一人である著者が、8歳から預けられていた佐賀の祖母とのエピソードを綴った1冊。がばい(すごい)ばあちゃんの愛情とユーモア溢れる人となりを中心に展開されるエッセイで、戦後を生き抜いた人々の暮らしを通して、忘れかけていた温かいぬくもりを感じさせてくれます。

500万部を越えた著書はがばいばあちゃんのキャラクターがフォーカスされていますが、実は何事にも努力を怠らず、欲しいものは自分の手で掴み取るということ、そしてそれを身につけさせてくれた、ばあちゃんの洋七少年との接し方そのものが、何よりも彼への財産となったに違いありません。親が子へ(この場合は祖母が孫へ)してあげられる最高のこととは、裕福でお金のある生活ではなく、どんな状況でも人生を楽しむ術を教えること、自分の力で生きて行くことを教えること、他人に感謝し思いやることを教えることなのではないでしょうか。それが真の人間の強さにつながるのだと思います。そして注目すべき点は、祖母や母の形容詞として“品のいい”という言葉が何度も登場することです。品格のある人とは経済的余裕があるなしにはかかわらないということを教えてくれます。


アンダーラインポイント

「今、世の中はひどい不景気だ」とみんなは言うけれど、何のことはない。
昔に戻っただけだと、俺は思う。

幸せは、お金が決めるものじゃない。
自分自身の、心のあり方で決まるんだ。

人に気づかれないのが本当の優しさ、本当の親切。

この成績を良いと思うか悪いと思うかは


目次
プロローグ
第一章 背中を、おされて・・・
第二章 貧乏から貧乏へ
第三章 ピカピカの転入生
第四章 由緒正しい貧乏暮らし
第五章 一番好きで、一番嫌いだった運動会
第六章 湯たんぽが運んできた幸せ
第七章 金は天下の拾いもの!?
第八章 かあちゃんと野球少年
第九章 ばあちゃんとかあちゃん
第十章 1万円のスパイク
第十一章 0点のテストと、満点の作文
第十二章 忘れられない人生
第十三章 佐賀の有名人
第十四章 うどんと、みかんと、初恋と
第十五章 最後の運動会
第十六章 おせっかいと優しさ
第十七章 バイバイ、佐賀
あとがき

なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメはスペインでも最も優れたビジネス書と言われ、ビジネス・ブック・オブ・ザ・イヤーのノミネートされた、パコ・ムーロ氏の『なぜエグゼクティブはゴルフをするのか?』です。読むだけで、仕事と人生の業績がUPするという13篇のショートストーリーは、社会人として世の中に接している人であれば、きっと心に響く1篇に出会えるはずです。とても易しいストーリーの中で、非常に深い人生における成功哲学を端的に表現しています。運をもっとあげるには?努力した結果が出ないのは?そんな疑問に実にシンプルな答えを与えてくれる爽快感のある1冊です。本の苦手な人でも一気に読めてしまいます。たった1時間で人生の成功のヒントを手にできる著者はそう断言しています。

地球の温暖化が問題になってきている昨今、私達も環境の変化が気になります。本書の象徴的な1篇で、日に日に水が少なくなってきている沼に棲む生き物達の話の中で、環境の変化に合わせて進化することに務めたカメが生き残り、決して自分を変える努力をしなかったバルビーヨが死に絶えたというストーリーは、ずっと変わらずにいるものはなにもない。変化し続けるこの世界では、進化するか、しないかという選択の余地などない。生き残るには進化するしかないのだ。と提言しています。死を目前にしながらもバルビーヨはすべてを自分の運の悪さと嘆き、努力しないという今日の取り分に酔いしれて、明日も生き続けるには変わる必要があること、進化する必要があることを理解できなかったのです。


アンダーラインポイント

古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスは次のように語った。
「一番になる方法と最下位になる方法は同じである。」
向上し続けるには、1つ上の段階に達するたびに、また新しいやり方を探さなければならない。ずっと同じように運転し続けていても、期待する結果にはならないのだから。

今日のうちに第一歩を踏み出そうとしなければ、この先、どこかに到達することはない。

勝利は運とは関係ない。すべてのステップが正しく実行されれば、
最後にはありがたい結果が得られる。

やるべきことをきちんとしなかったために失敗するのは、
個人の責任であり、挽回できないエラーだ。
難しくて失敗するのはかまわないが、かたくななせいで失敗してはいけない。


目次
謝辞
本書に寄せて
第1話 進化を拒んだ古代魚と陸に上がったカメ
第2話 こだわりの異なる3人の社長の選択
第3話 一本足になったアリ株式会社の末路
第4話 本当に「使えない」のは車かドライバーか
第5話 有能な社員に新人、ベテランも関係ない
第6話 社長のクローンは働き者ばかり!?
第7話 なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?
第8話 「自ら動く新人社員」と「指示待ちベテラン社員」
第9話 1006人のうち、会社のさまたげとなるのは6人
第10話 すぐに専門家任せのエグゼクティブたち
第11話 「前世紀のセールスマン」と「21世紀のセールスマン」
第12話 ボロボロのガレー船と3人の船長の航海術
第13話 エグゼクティブは熱気球に乗って仕事をしなさい。

私も毎日現在進行形です!!

聖なる知恵の言葉

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメはスーザン・ヘイワード編の『聖なる知恵の言葉』です。数々の知恵の言葉を彼女の視点でまとめた1冊で、とても良いエネルギーを持った名句に出会えます。座右において可愛がることで自分自身の成長過程で、様々な問題に出くわした時、きっと好きな言葉を見つけることができるでしょう。私自身も慰め、励まされて、いつでも手に届くところに置いている本です。

著書の中で「成功は目的にではなくその過程にあります。楽しみの半分はそこに行き着くまでにあります。」という言葉は実に感慨深く思います。
私達は目的を達成するために、苦労を厭わず力を尽くす訳ですが、目的が達成され時は、それが事実として存在はするものの、その過程において得られた知識や経験、自信こそが何にも変えがたい、成功の証として身に付くのではないでしょうか。
そんな普段漠然と考えていることを、はっきりと認識させてくれる手助けとなるお気に入りの言葉を、この中からぜひ探してください。


アンダーラインポイント

常に自分の中に答えを求めなさい。
まわりの人や まわりの意見や まわりの言葉に
まどわされてはいけません。
   アイリーン・キャディ

人は誰でも、人生が自分に配ったカードを受け入れなくてはならない。
しかし、一旦、カードを手にしたら、それをどのように使ってゲームに勝つかは、
各自が一人で決めることだ。
   ボルテール

崇高な志を持つ魂はかならず立ち上がる。
愛する心は決して見捨てられることはない。
困難は克服されるためにあり、困難を克服すれば、
強く成長する。苦しんだ者だけが人を救うことができる。
   アニー・べサント

まったく起こらないかもしれない将来の不幸によって
どうして今の幸せをこわしてしまうのですか?
悲しみのひとつひとつには、二十もの影があります。
そして、ほとんどの影は、あなたが自分で作っているのです。
   シドニー・スミス

言葉は素晴らしい現実を連れて来ます。素敵な言葉を味方につけよう!

美人の日本語

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは作詞作曲で数々の賞を受賞している山下景子氏の『美人の日本語』です。一日一語365日分の美しい日本語とその意味が書かれています。そこに美しいものがあるから美しいのではなく、美しいと思う心があるから美しいのだ、と言いますが「美しい」という言葉を知らなければ、美しいと思うことさえできません。繊細で多彩な日本語を知ることで、自分の心を育てる手助けをしてくれる、そんな1冊です。美しい生き方を目指す女性には知っていてほしい日本語が満載です。更なる魅力アップのために一日一ページ毎日服用して下さい。


アンダーラインポイント

海神(わだつみ)
「わた」だけでも海を意味します。わたの原といえば大海原のこと、そして海神も海をさします。
もともとは「わたつみ」でした。「つ」は、「の」という意味の助詞です。
本来海の神をさした言葉ですが、語源説をみると、海独自の大きな意思を感じていたようですね。

忘れ潮(わすれじお)
潮が引いた後、砂浜や磯に置き去りにされていったような水溜りのことをいいます。
潮溜まりともいいますが、こちらは海水がたまった場所を、忘れ潮の方は残っている海水の方をさします。

空蝉(うつせみ)
手にとるとふわっと軽くて、少し力を入れればかさかさと潰れてしまいそうな危うさ。
とうてい、美しいとはいえないこの蝉の抜け殻のことをこんなに美しい言葉で呼びます。
この世に生きている人や、現世のことを意味する「現身」(うつしおみ)という言葉が転じて「うつそみ」やがて、「うつせみ」となり、空蝉にかけたようです。

愛逢月(めであいづき)
七夕月、七夜月(ななよづき)、そして、この愛逢月、どれも七夕にちなんだ七月の異称です。


目次

4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
4月

365の美しい日本語が我がボキャブラリーに追加されたら、もっと人生が
楽しくなるに違いありません。

とてつもない日本

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは現衆議院議員、外務大臣麻生太郎氏による『とてつもない日本』です。現在の日本で言われている、格差社会の問題、靖国問題、少子高齢化問題など全編にわたって、一般的な杞憂をまったく別の角度から俯瞰した、新鮮な日本論。日々のマスコミ報道でダメな日本像を刷り込まれている私達に、勇気と自信を与えてくれる1冊です。目の前で麻生外相が語りかけてくれているような、安心感と体温が感じられる、内容になっています。現外務大臣が日本をどう見つめ、日本のどのような部分を海外にアピールしようとしているのか、興味津々です。
日本の良さに気づきたい人、日本も捨てたもんじゃないと、わが国の素晴らしさを再認識したい人におススメです。決して気休めではありません・・。


アンダーラインポイント

このプロジェクトが終わるまで、日本人が常に言っていたのが「納期」という言葉だった。決められた工程どおり終えられるよう、一日も遅れてはならないと徹底的に説明された。いつのまにか我々も「ノーキ」という言葉を使うようになった。
今度は運行担当の人がやってきた。彼らが手にしていたのはストップウォッチ。これで地下鉄を時間通り運行するように言われた。その結果、数時間遅れも日常茶飯事であるインドの公共交通機関の中で、地下鉄だけが数分の誤差で正確に運行されている。
我々がこのプロジェクトを通じて日本から得たものは、資金援助や技術援助だけではない。むしろ最も影響を受けたのは、働くことについての価値観、労働の美徳だ。労働に関する自分たちの価値観が根底から覆された。日本の文化そのものが最大のプレゼントだった。いまインドではこの地下鉄を「ベスト・アンバサダー(最高の大使)」と呼んでいる。

タクシー業界の規制緩和がなければ、所得格差はもっと大きくなっていた可能性もある。
パートや派遣社員が増えたので、正規社員との所得格差は拡大したけれど、失業者がその分だけ減っているとすれば、社会全体としての格差は縮小したという面もあるのではないだろうか。

フランス国防省が発行している『今日の軍隊』という機関紙に、イラクに派遣されている陸上自衛隊の成果についての記事が掲載された。なぜ自衛隊は成功したのか。そこには、「日本の陸上自衛隊は、軍服は着ているけれど、イラクの人道復興支援のためにきているということを、イラク人に確信させたのが成功した最大の背景である」と記されている。


目次

はじめに
第一章 アジアの実践的先駆者
第二章 日本の底力
第三章 高齢化を讃える
第四章 「格差感」に騙されてないか
第五章 地方は生き返る
第六章 外交の見取り図
第七章 新たなアジア主義
おわりに

日本の格差社会とは、「努力する意識格差」社会なのではないかと思うのは私だけでしょうか。

あこがれのセレブになる7つの手鏡

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメはイタリアメディチ家、バルベリー皇女の主催する正統な英国式マナーを受け継ぎ、日本で広く活躍中の菅原万美氏の『あこがれのセレブになる7つの手鏡』です。もっとこの人とお話をしたい、と相手に思わせる奥深さを身につけた魅力ある女性になるために、ぜひ一読しておきたい1冊です。たくさんの人に出会い、たくさんの幸せを感じ、そして誰かのお役にたてるような思いやりを身につける、そんなセレブリティになるための教科書として傍らにおいて、再読するにふさわしい、内容になっています。決してセレブリティとは、金銭的に余裕のある人をさす言葉ではありません。上品で優雅な暮らし方、人との接し方を身につけたい女性におススメです。


アンダーラインポイント

セレブは短所とされることの中にも、常に美点を見出し、美しい表現を心がけていつからこそ、言葉にも気品がかもしだされるのだと思います。
失礼な人・・・はっきりしていらっしゃる方
いばっている・・・自信家でいらっしゃる
ずるいひと・・・世渡りにたけていらっしゃる方
けちねぇ・・・合理的ですこと
のろま・・・おっとりしていらっしゃる
うるさい人・・・いつもお元気そうで
太っている・・・ふくよかでいらっしゃる
気がきかない・・・おっとりしていらっしゃる
趣味が悪い・・・お地味な(お派手な)ご趣味でいらして
仲が良くない・・・私とは感情が少し合わないみたいです
嫌い(人・物)・・・苦手でございます

セレブの書棚には、家具や調度品の様式に合わせたデザインで「リリュール」(革・布・紙などの素材を使ったブックカバー)が施されています。このリリュールは17世紀から現代まで続くセレブの趣味として、最もハイソサエティな位置づけで根付いています。
セレブにとって心の手鏡を磨く読書は、日常生活においてなくてはならない必需品。ですから、その行為を「ご趣味」と言ってはいけません。

セレブはお洋服の着回しを考えるのではなく、そのお洋服が一番マッチするシチュエーションを考えるのです。何通りかの着回しをするよりも、制服のようにすべてが決まっている方が素敵に見えることをご存知なのです。

シチュエーションに応じて香りを変える方がいらっしゃいますが、ご自身がまとう香りは頻繁に変えずに、ひとつのブランドを十年単位で使い続けることをおすすめいたします。
ヨーロッパでは、香りのない女性は、額縁のない絵画同様。どんなに素晴らしい絵画でも、額縁に入っていない絵は価値が下がる、といわれています。

使うシチュエーションでタオルの色を分けておき、色ごとに割り振りをしておくことがポイントです。たとえば、キッチンは漂白が簡単にできるように白。バスタオル、フェイスタオルはピンク、パウダールーム用のハンドタオルはブルー。洗う時も乾燥機を使う時も色ごとに、また、それぞれのリネン棚に収納する際、使い方に合わせたたたみ方をしておきます。

キッチンに立つ間もセレブであること。
お片づけをするときは、そのイメージにあったCDを聞きながら、お気に入りの洗剤、スポンジなどを使います。
また、私は、おぞうきんをあえて作らない、使わない主義です。おぞうきんが必要なほど、キッチンを汚さないことを心掛けているからです。


目次
はじめに
第1の手鏡 上品で知的な会話&社交術
第2の手鏡 エレガントな自分磨き術
第3の手鏡 優雅で知的な上流階級の心得
第4の手鏡 ヨーロッパ流・美しい暮らしのヒント
第5の手鏡 高貴で心地良い食品たち
第6の手鏡 紳士とのお付き合いの仕方
第7の手鏡 夢見る誕生石たち

いつでも気持ちだけは豊かでありたいですね。

心に花を咲かそう

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは清水寺貫主である森清範氏の『心に花を咲かそう』です。仏教にとらわれず、心の常識としての30章がまとめられています。人間として誰もが心得なくてはならない心の問題を日常的にとらえ、心の働きの大切さを説いた、癒される教えです。誰もの「こころ」の中にいる温かい“仏さま”を見つける方法を易しく説いてくれています。今心の中の仏さまに気づき、それを忘れないようにしようと思うことで、いつでも心が平和で極楽を感じることができる、そんな毎日を送るヒントを与えてくれます。


アンダーラインポイント

カッとなって逆上すれば、そこがすでに地獄。「いやいや、とんでもないことをした」と反省すれば、これは極楽。
日頃から、世間のことや他人に対して文句の絶えない人がいます。ご自分では気づかないのですが、こういう方は、いつでも小さな地獄を出しているのかも知れません。反対にいつもニコニコしていて、人を許せる度量の人は極楽を見ているのかも知れない。地獄、極楽は日常生活の中、それこそわれわれの心の中にあるということです。

科学は疑うことで成り立っています。疑って疑って疑いえないものが真実だという考え方です。宗教の場合は、これと反対にまず信じることから始まる。

人はどう生きるべきかではないのです。「今、どういきるべきか」なのです。その「今」を不満を持って生きるのは、自分の生を投げやりに扱っているようなものではないでしょうか。

もともと人は裸で生まれ、そして裸でこの世を去って行くものです。彼岸には何一つ携えて行くことはできない。携えて行けるのはモノではなく、心です。
モノはこの世にいる間の借り物にすぎません。

憎しみは、憎しみをもって越えることはできない。憎しみは、ただ愛をもってのみ越えることができる。


目次
はしがき
一 心に花の種を蒔きましょう
二 どんな人も生きる権利がある
三 慈・悲は「お互いさま」の心から
四 自分の目は主観でゆがんでいることを知る
五 「今の心」を覗いてみよう
六 私たちの心の中には仏さまがいる
七 まず、素直に「信じること」から始める
八 「信じる」ことが悟りへの入り口
九 心の中の仏さまを忘れない
十 私達は迷惑をかけ合って生きている
・ ・・

信じたい気持ちから始まる素晴らしさを教えていただきました。

綺麗が勝ち!しあわせになる美人道

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは、わずか5年で連載十数本をかかえる売れっ子の漫画家さかもと未明氏の『綺麗が勝ち!しあわせになる美人道』です。
ブスで自分嫌いでコンプレックスのかたまりだったという著者の自叙伝。うつ病になったり、リストカットまでしてしまうほど、人生に対しての希望を持てなかった著者が、どのようにして、成功を手に入れたのか、数々の失敗や、挫折から学んだことが、等身大のリアリティで綴られています。間に挟まれているマンガや写真での説明もわかりやすく、痛快なテイストで、綺麗になること成功 の図式を語っています。
何をやっても、もう1つ自信が持てないという女性達必読の1冊です。

思春期から大人の女性に成長する過程の心理変化を実に良く掴み、解説しています。


アンダーラインポイント

整形でいくら変わっても、そのあとボケーッと生きていたらやっぱり魅力的な顔にはなれないんだよね、「輝き」みたいなものがないと。

いつも「キレイになりたい」って念じるとホントに変わる!

ガンバることと、あせってムリすることとは全然違うんです。コツコツと冷静に力をためていると、石の重い扉も開く呪文がわかる瞬間があるんです。そうすると、なにも力を入れなくても扉がすっと開く時が来るんです!!

性格は変わります!私には自分の性格がイヤでイヤで死にそうに悩んでいた頃がありました。でも、そんなにイヤなら全とっかえするしかありません。そこで、「変えちゃえー!」って思って、イメージトレーニングをはじめたんです。「そんなことしたら、本当の自分じゃなくなっちゃう」と思う人がいるかもしれないけど、そんなことはありません!
だって「本当の自分」ってなんですか?ぐずぐずした性格で、弱くて、意地悪で妬みが強い・・・、そんな自分なら私はいらないもの。
人生ってのは、「なりたい自分」になるためにあるんです。

私は声を大にしていいます!仕事か結婚かなんて悩むんだったら両方しなさい!
仕事も結婚も両方しないと後悔するよ!?

大きい仕事なんて絶対はいってこないと思って、ちまちま貯金して、ちまちまガンバってきたのです。そうしたら、たまに効率のいい仕事も来るようになったし、税金も払えたし、八年目で大きい事務所に引っ越せました!
人から見たら、バカみたいな小さなことの積み重ねでした。でも、人生には「イッパツ逆転」なんてないのだよ。


目次
第一章  チャンスの神は綺麗な女に微笑む
第二章  みめい式お金をかけずに綺麗になる方法
第三章  恋と結婚で思いっきり輝くには
第四章  本当に仕事で成功したい人に
第五章  家族―愛しくて、そして憎い人達との関係

載っていた二重まぶたエクササイズを毎日やっています。

人生に奇跡を起こす幸運力

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは花柳界で人気ナンバーワンになりフラワーデザイナーに転身した花千代氏の『人生に奇跡を起こす幸運力』です。
決して幸せではない幼少期を送り、11歳で一人暮らしを余儀なくされた著者の自分を信じることの大切さ、支えてくれる人たちへの感謝の気持ち、それらを人生を成功に導くための大きな力へと変換してゆくノウハウが綴られた1冊。
ゼロからの、マイナスからのスタートでも一流になることができるということを自らの実体験から語っています。何事も成せばなる、そのことを生き様として示し、世の中の女性達にエールを送っています。何の地盤もないけれど、何かに挑戦して一流になりたい!と思っている女性におススメです。

人に対する優しい気持ち、愛を表現して積み重ねている人は自然とポジティブな人と出会ったり、ポジティブな人がまわりに集まったりします、と著者は言っていますが、愛を持って人と接することで、相手の愛に気づく感性が養われ、愛を受け取る能力が磨かれるのだと思います。いくら相手が愛を与えようとしてくれていても、感じ、受け取るにも能力とセンスがいります。つねに自分が愛に生きていれば、相手の愛にも敏感に反応することができるのです。


アンダーラインポイント

「ギブ・アンド・テイク」という言葉がありますが、テイクすなわち「与えられること」ばかり考えている人、「与えられることを期待して」ギブしている人には福はやって来ないと思います。見返りを期待している人はそういう波動を発していますから、自然と周囲の人は警戒してしまうのです。

はじめて会った人に「この人とは気が合いそう!」とか「感性が似ている!」という感情を抱くのは、会話の内容はもちろんですが、視覚を通しての印象が大きいと思います。

「出会い」をキープしていくには、まず「この人とのご縁を大切にしたい!」と意識することが第一ステップ。そして、次に「相手を気づかう」事です。
自分がつながっておきたいと望む人ならば、「私はあなたのことを忘れていません」ということを常に発信しておくこと。

人に対する優しい気持ちや愛というのは、与えっぱなしにしていればいい。
そして、優しい気持ちや愛は与えれば与えるほど、不思議なことに別のところからちゃんと帰ってくるものなのです。

条件だけで生きてきた人に、果たして「確か」といえるものがあるのかどうか。
結局、「条件」に振り回される人生を送るだけだと思うのです。


目次

はじめに
プロローグ
幸運力1 想像の感性
幸運力2 出会う感性
幸運力3 つながり続ける感性
幸運力4 直感の感性
幸運力5 太陽の感性
幸運力6 スピリチュアル感性

花千代流感謝は形で表す法則、いただきました。

見る美 聞く美 思う美

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは20世紀最後の巨匠といわれたポーランド人の画家バルテュスの妻、節子・クロソフスカ・ド・ローラ氏の初の随筆集。20歳でバルテュスに見初められ西欧の社交界にありながら、日本人の文化、生き方を再発見する著者の美意識が生き生きと語られている1冊。日本の色彩、きもの、いけばななど、日本文化を愛した夫バルテュスによってますます日本女性としての輝きを増していった著者。喜びも悲しみも愛の日々もすべてが美しさで溢れている、そんな生き方のヒントがたくさん語られています。なんとも侘び寂を感じる読後感は、他の本にない独特の空気をたたえています。日本人女性として学ぶべき美意識の宝庫です。

特に3歳の誕生日を待たずにこの世を去った長男文男の死から、死とは何であるかを言葉ではなく悟り、人生に恐怖に値するものがなくなったという著者の凛とした生き方が光ります。


アンダーラインポイント

色というのは単独で存在するものではなく、ほかの色があってこそ色になるのです。
組み合わせによって、ある色として受け止めることができるようになるのです。
組み合わせの中の多様性ということで、に日本にはあってヨーロッパにはない色が存在します。たとえば、浮世絵に見る微妙に渋い色調の組み合わせ。色といっても組み合わせで存在するのですから、たとえば、きものの色の豊かさが、日本的といえるのではないでしょうか。

わが家で花を飾る場所は、食卓、サロン、お玄関に、お廊下などです。
たとえば、冬に庭に花がないときの食卓は、まずテーブルクロスを選びます。そして、色や柄のあるものを選び、その後で市販の花を求めます。花がたくさん庭にあるときは、その花を生かすことを考えて花瓶を選び、最後にナフキンを選びます。

日本のいけばなは、岡倉天心の『茶の本』で述べられているように、お花でも枝ものでも、切ったときから、そのものの命をできるだけ長くもたせて、大切にして、切ったからには命をとったと考えて、できるだけいたわって飾り、その前に拝見と言って、頭を下げて眺める。それは、自然に対する尊敬の美しい態度だ。

食器はその言葉どおり、食べるための器です。感謝の気持ちで手に取り、食することで、食器のこの世にある使命感が成就されるわけです。着物は着るものなのです。素晴らしい細工、念を入れた作りで、着る女性の心を装う喜びで満たし、美しくさせるのが使命であります。

以前から少しずつ視力が弱まってきていた文男の目は、もう、ものを見ることができなくなりました。それでも瞳の奥で、私をじっと見つめている不思議なまなざしを持っていました。そのとき、もう何も見ることのできない文男のためにも、幼児の純粋な瞳の代わりとなって、私がものを眺めようと誓いました。批判、恐れ、分析する大人の見方ではなく、あどけなくて、無垢な眼差しで、物事をあるがままに受け入れる純粋さを私の眼差しの中に入れて文男と一緒に物事を見たかったのです。

相手を人として愛せる、清濁を併せて呑み込んで愛することができれば、愛されるはずです。相手に何も求めず、ただ愛することです。


目次
まえがき
見る美
聞く美
思う美

ただ愛することが、実は一番心穏やかでいられるのですね。