砂糖王公園(Sugar King Park)はサイパン博物館の東向かいにある公園です。サイパンにサトウキビ栽培を持ち込み、サトウキビの生産と製糖事業に人生を捧げ、サイパンの経済に大きく貢献した日本人、松江春次氏の功績を記念して造られた公園です。
日本統治時代、南洋興発株式会社を興し、砂糖キビの製造と販売を行った松江春次はシュガーキング(砂糖王)として親しまれました。その功績を称えて砂糖王公園(Sugar King Park)の敷地内には松江氏の銅像が立てられています。結婚式で訪れた際にこの銅像をご覧になった時には、その昔にこの地で活躍した日本人の姿を思い描くことができ、ウエディングの思い出として心に残ることでしょう。
有名なシュガーキング(砂糖王)松江春次の銅像のほかにも、サトウキビ運搬に使われた蒸気機関車が置かれています。この蒸気機関車は、当時実際に走っていたサトウキビ運搬用の蒸気機関車です。ウエディングの際にはぜひご覧になってみてください。また日本統治時代の「彩帆(サイパン)香取神社」も、一度は戦火で焼失しましたが、1985年にここに再建されています。さらに、ミドルロードをはさんだ向かい側には、日本病院跡や日本刑務所跡(Old Japanese Jail)なども見ることができます。
日本刑務所跡(Old Japanese Jail)はサイパン博物館の南西にある刑務所跡です。日本統治時代に使われていたもので、コンクリートの建物や鉄格子が朽ち果てて残っています。外壁には太平洋戦争時に受けた砲弾跡も残っています。このように、まさにこの砂糖王公園(Sugar King Park)周辺は、サイパンの歴史を学ぶ絶好のポイントということが出来ます。ウエディングの思い出が詰まったこの島の歴史を学ぶことが出来るお勧めの場所です。結婚式の際にはぜひ足を伸ばしてみてください。