サイパン島の紹介
日本の南に約2500km行くと、太平洋のまっただなかに、小さな島が南北に点々と連なる「北マリアナ諸島(Northern Mariana Islands)」が存在します。その南の端にあるサイパン島です。ほかにもテニアン島、ロタ島など、日本から手軽に行ける海外のトロピカル・アイランドが待っています。
北マリアナ諸島は全体でアメリカの1つの自治州となっており、首都はサイパンに置かれ、議会も持っています。さらにその南にはグアム島が浮かんでいます。グアム島は単独でアメリカの1つの準州になっています。
サイパン島(Saipan Island)
サイパン島は北マリアナ諸島の中心となる島です。南北約25kmほどの大きさを持つ島で、周囲は色とりどりの珊瑚礁に囲まれています。
日本統治時代には赤道以北の島々を統括する「南洋庁」が置かれ、数万人の日本人が移住しました。そこでは太平洋戦争において激戦地になり、およそ1万人以上の犠牲者が出ました。
主要な町やビーチは西海岸に沿って集まっています。首都は南西部にあるススペ(Susupe)で、行政府がここに置かれています。繁華街は西海岸の中央部にあるガラパン(Garapan)地区です。なお、2005年6月に天皇皇后両陛下が、史上はじめて海外の戦没者慰霊に訪れられました。
先に述べたロタ島は北マリアナ諸島の最南端にあたる島で、サイパン島とグアム島の中間にあり、両島からはやや離れています。
北マリアナ諸島の一部はパッケージツアー客でいっぱいの時期もありますが、それでも美しい海を持つという魅力は失われておらず、ターコイズブルーの海と白い砂、素晴らしいダイビングとシュノーケリング、そしてハイキングが目玉といえるでしょう。ただし、人でごった返すのを避け、とにかくツアー客から離れていたいのなら、のんびりしたテニアン島(Tinian)や素朴なロタ島(Rota)へ飛んで見てはいかがでしょうか?
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