結納

ウエディング用語 ~し~

し|用語

シースルー

シースルーとは、文字通り中身が透き通って見える生地の総称のことをいいます。素材は、絹、綿、毛、麻、レーヨン、ポリエステルなどが用いられ、フェミニンな雰囲気を表現できるスタイルです。オーガンジーやジョーゼット、シフォンなど、軽くて薄い織物が多いです。シースルー生地を利用してボディーを透かせて見せるファッションは、1968年春夏のパリコレで発表されて脚光を浴びました。

シーチング

シーチングとは、シーツ用の生地という意味が語源で、別名、天竺木綿(てんじくもめん)とも呼ばれ、綿の単糸を用いた広幅・粗目の平織りの綿布のことをいいます。生成りの生地が、仮縫いや芯地によく使用されます。他に力-テン、シーツ、カバー、裏地、家具装飾などに用いられます。糸の太さや密度によって厚さや柔らかさが異なり、色の数も多いです。

シェービング

シェービングとは、顔のうぶ毛をきれいに剃ってもらうことで、挙式・披露宴当日に化粧のノリを良くする手段のことをいいます。和装や背中の開いたドレスを着るときは、首筋・背中のうぶ毛も一緒に剃って貰うと良いでしょう。一般的には式の1週間~3日前までに剃っておくと、結婚式当日までに肌が落ち着きます。肌が弱い人はテストを兼ねて早めに試すと安心です。剃刀の扱いは理容師の免許が必要なため、うぶ毛剃りは会場内の美容室や理容師の資格を持った人がいるサロンなら可能ですが、普通の美容院ではできません。ブライダルエステなどのシェービングコースで剃ってもらえる事が多く、その際は足、背中、腕などの全身の毛も剃ってもらえます。また、最近では、女性専用のスペースを設けている理容室もあり、町の床屋・理容室でお願いすれば格安でやってもらえます。

シェイプ

シェイプとは、宝石を上から見た時のアウトラインのことをいいます。アウトラインが丸いラウンド、舟形のマーキース、楕円形のオーバル、正方形のスクエア(これはプリンセスカットとも呼ばれます)、梨型のペア、ハートなど、その形状によって様々な分類、ネーミングがあります。婚約指輪に使われるダイヤモンドの代表的なシェイプとしては、ラウンド・ブリリアントカットがあります。

シェフのデモンストレーション

シェフのデモンストレーションとは、シェフがゲストの目の前で料理の実演をしてくれることをいいます。一部の会場でしかできませんが、シェフの登場によって料理の格を上げることができます。ローストビーフを焼いたり、ステーキをフランベ(アルコールを注いで焼くことによって、瞬間的に炎を出すテクニック)するなどの調理をしたり、その場で寿司を握ってくれたりします。ビュッフェスタイルでゲストに取り分けてくれる演出もあります。

シェフの料理説明

シェフの料理説明とは、婚礼料理の内容や使われている素材について、シェフ自らがパーティ会場で説明してくれることをいいます。料理にこだわるなら、取り入れたい演出のひとつで、料理に重みが増すことから、有名シェフのいるホテルやレストランウエディングにおいて人気の演出です。

司会者

司会者とは、披露宴の司会進をする人のことをいい、パーティーを進する上で大切な役割を持った人です。また、人前式の挙式進もお願いできます。新郎新婦のプロフィール紹介やゲストの情報、プログラムなどを事前に綿密に司会者と打ち合わせしておくと良いでしょう。プロ司会者もしくは知人に依頼し、プロ司会者の場合は、当日の司会進に合わせて事前打ち合わせも込みの値段設定になっています。複数回の打ち合わせが必要になると追加料金を取られる場合もあるので注意が必要です。プロ司会者は会場を通して紹介してもらうか、フリーの司会者を外注することができます。会場によっては専属の司会者しか頼めなかったり、フリー司会者は持ち込み料金を取られる場合があるので、事前に確認が必要です。披露宴出席者に司会を頼む場合は、持ち込み料金は発生しません。

式次第

式次第(しきしだい)とは、結婚式をとりう順番、または入場から退場まで、挙式の進プログラムを記した進行表のことをいいます。キリスト教式・神前式の場合は会場で独自に用意されていることが多いですが、人前式挙式の場合は手作りで用意するカップルが多いです。キリスト教式の場合は列席者全員に必ず配られ、聖歌や讃美歌の歌詞も書かれています。また、神前式の場合は、事前に新郎新婦・両親・媒酌人に渡して見せますが、参列者に渡すことはまずありません。

ジゴ袖

ジゴ袖とは、肩口部分だけが膨らみ、肘か上腕部の下で絞られて手首に向かって細くタイトになっているデザインの長袖のことをいいます。肘付けの部分(アームホール)に、ギャザーやタックを寄せて膨らみを付けて袖山を作ります。また、半袖のパフスリーブに、腕にフィットしたタイトスリーブを繋げたものもあります。
ジゴ袖の歴史としては、中世に肩の部分に詰物をして高く膨らませた袖が起源となります。19世紀には1830年代と1990年代との2回大きな流がありましたが、1990年後期以降は急速に衰退していきました。日本では1990年代のバブル期のウエディングドレスによく用いられたデザインの袖で、現在ではメイド服によく見られます。ジゴ袖は、フランス語のマンシュ・ア・ジゴのことで、ジゴは羊の脚、マンシュは袖を意味し、袖のシルエットが羊の脚の形に似ていることがその名前の由来です。英語ではレッグ・オブ・マトンスリーブといいます。

司婚者

司婚者とは、結婚式を司る人で、結婚式の司会・進者のことをいい、人前式の進役や仏前式において挙式を司る住職・僧侶のことをいいます。神前式では神職、キリスト教式では司式者と呼ばれます。

司祭

司祭とは、カトリック教会における聖職者の位階の一つで、カトリックのキリスト教式をとりう司式者を務める者のことをいいます。一般には神父という敬称で呼ばれ、プロテスタントでは牧師と呼びます。

司式者

司式者とは、結婚式を司る人で、主にキリスト教式の挙式で進役を務める聖職者のことをいいます。神前式では神職、仏前式では司婚者と呼ばれます。人前式では司式者より司会・進役と呼ばれる場合が多く、また、カトリックでは神父(司祭)、プロテスタントでは牧師と呼ばれます。

使者

使者とは、正式な結納をう際に、両家を往復し結納品を取り交わす仲介者のことをいいます。両家の近親者から互いに一人ずつ選任するのがしきたりですが、多くの場合は使者を立てずに仲人や媒酌人が代します。

試食会

試食会とは、披露宴で出される料理と同じものを事前に試食できるイベントのことをいい、試食会は予約制で、通常料金より安く料金設定されていることが多いです。実際に食することで味やボリュームなどを検討することができます。ブライダルフェアでわれるだけでなく、定期的に催している会場もあり、試食するカップルをゲストに見立てて模擬披露宴をう場合もあります。

支度料

支度料とは、お支度にかかる費用のことをいいます。お支度とは、和装洋装を問わず、美容着付担当者に衣裳を着せてもらい、花嫁の身支度を整えてもらうことです。支度料は、パッケージ料金内に含まれる場合もありますが、別料金の場合は5万円~程度となります。美容着付料とも言います。お支度に対して、結婚式終了後に衣裳とメイクを元の状態に戻すことをお引き上げといい、お引き上げにかかる費用のことを引き上げ料といいます。引き上げ料は1万円前後かかり、メイクを直してもらう場合は別料金になることもあります。

試着会

試着会とは、実際の婚礼衣裳を試着できるイベントのことをいいます。ブライダルフェアで試着のイベントがわれることが多く、その会場のレンタルドレスを下見することができます。後で衣裳の比較検討がしやすいようにカメラも持参すると良いでしょう。和装の試着やヘアメイクを試せたり、新作ドレスの発表会やファションショーが催されたり、撮影のサービスがある会場もあります。

シニョン

シニョンとは、後ろ髪を丸い形になるようにまとめたヘアアレンジのことをいいます。アップスタイルの代表的なアレンジで、エレガントで清楚なイメージのまとめ髪です。一度、根元でポニーテールのようにゴムで束ね、その束をねじりながらゴムの回りに団子状に巻き込み丸めていき、ピンで留めて仕上げます。できたシニヨンに装飾品や生花をつけることもあり、しっかりと固定する時には、シニョンにかぶせるシニョンキャップを使う場合もあります。シニヨンは、フランス語で「束髪」や「まげ」の意味し、その形から「お団子(頭)」と呼ばれる事もあります。

シビルウエディング

シビルウエディングとは、法律上の婚因成立を第一主義と考えて執りわれる挙式のことをいいます。事前に婚姻届を市区町村役場に提出し、その長が発する「婚因届受理証明書」の交付を受け、結婚式当日、挙式で二人が法律上晴れて夫婦となったことを宣言し、司式者が婚姻届受理証明書を読み上げ、参列者一同に披露する形でわれるセレモニーになります。欧米では結婚届に新郎新婦が署名することが重要なセレモニーとなっており、この伝統的な欧米スタイルを取り入れた挙式をシビルウエディングとよびます。宗教色が無く、場所・挙式スタイルを選ばないため、二人のウエディングテーマのイメージに合わせて結婚式を挙げることができます。

シビルウエディングミニスター

シビルウエディングミニスターとは、全日本ブライダル協会が認定した司式者のことをいいます。全日本ブライダル協会とは1969年に桂由美が設立したNPO法人のことです。シビルウエディングミニスターは、シビルウエディングの趣旨を充分に理解し、厳粛に結婚式を執りいます。

シフォン

シフォンとは、縦横1本ずつ交互に組み合わせた、もっとも単純な織りの平織生地で、極めて薄手で地の透けて見える生地のことをいいます。オーガンジーと似ていますが、シフォンはやわらかい素材が用いられています。透明感があり軽くてやわらかいため、きれいなドレープが出やすいという利点があります。元来は絹を用いますが、最近はシルクテイストの化繊を用いた類似のシフォンが主流となっています。シフォンのように薄く透き通った生地を例える際に「シフォン・○○○(生地名)」と形容詞的に使われることもあります。
風合いの上品さが珍重され、ウエディングドレスやボリュームスカートによく用いられます。

シャーリング

シャーリングとは、適度な間隔を開けて何段かにミシンで布を縫い、下糸を引っ張ってギャザーを寄せる技法のことをいいます。「シャー」とは、ひだをつけるという意味です。立体的な陰影をつくる装飾的な技法で、優雅な雰囲気を出すことができます。下糸にゴムを使うこともあります。シャーリングには、ミシンで布を縫い、ピンキングしながら縫い縮めていくつまみシャーリング、布の折山にコードをはさんでぐし縫いをしてギャザーを寄せるコーディドシャーリング、下糸を引いてギャザーをよせるミシンシャーリングの3つの技法があります。

ジャカード

ジャカードとは、ジャカード織機を使って編んだ織物のことをいいます。ジャカード織機とは、変化編や柄編装置を備えた織機の総称です。ジャカードは粗く平織りにした生地で、薄く透き通っています。横に幅の広いうねがあり、それが絵が浮き上がる模様のように見える生地で、立体的で複雑な織り方ができるのが特徴です。透明感があり、軽くてやわらかいのでドレープがきれいです。大柄なものをジャカード、中間をセミ・ジャカード、またはインターメディエート・ジャカードと呼びます。ネクタイによく用いられています。編地は色柄編地と無地柄編地があり、色模様編地は多種の色糸を使って編み込み、様々な柄を表現します。無地柄編地は凹凸、粗密などの変化を組み合わせて模様を作ります。ジャカード織は、フランス人発明家のジョセフ・マリア・ジャカールが1806年に考案した織機(ジャカード機)で織った織物が起源になります。織機の原理は、紙に穴を開け、縦糸に上下開口の命令を送り、縦糸の操作を穴によっています。この二進法の原理方式が、コンピューターの発明の元となりました。

写真撮影

写真撮影とは、結婚式を記念として残すもののことをいい、大きく分けて、記念写真とスナップ写真の二つの撮影形態があります。スタジオ(写真室・写場という)で、中版カメラで撮る写真を記念写真と呼び、新郎新婦の2ショットを2~3カット、新郎新婦の家族、両家親族の集合写真を撮るのが一般的です。また、挙式や披露宴を普通のスチルカメラで撮影することをスナップ写真と呼び、2~300カット撮影するのが一般的です。

赤口(しゃっこう)

午(うま)の刻(正午を中心とする2時間:11時~13時まで)のみ吉で、それ以外は凶とされ、特に祝い事には大凶とされています。陰陽道の「赤目日(しゃくぜつにち)」という「余計なことを言って疑いをかけられる」という意味の凶日に由来します。六曜の中では唯一名称が変わっていません。赤口神という鬼神が人々を悩ます日といわれることから厄日とされ、赤口神が休むという午の刻だけが吉とされます。赤は血や火を連想するため、火の元や怪我に注意しろともいわれます。「しゃっく」「じゃっく」「じゃっこう」「せきぐち」とも読みます。

シャボン玉シャワー

シャボン玉シャワーとは、結婚式を挙げた後、チャペルから退場する新郎新婦に向けてシャボン玉を飛ばして祝う演出のことをいいます。ゲスト一人一人がシャボン玉を吹き飛ばす場合が多いですが、機械を利用して一気に舞わせることもあります。シャボン玉は自然に消滅するため、後片付けの手間も無く、ライスシャワーやフラワーシャワーを禁じている会場でも、シャボン玉シャワーは許可しているところもあります。また、ウエディング用のバブルシャワーは服についてもシミにならないものを使用していることが多く、シミの心配をしなくていいので安心です。シャボンの液体ボトルは、ウエディングケーキや教会を模ったミニチュアボトルなどもあり人気があります。バブルシャワーやレインボーシャワーやなどともいいます。

謝礼

謝礼にはいくつかの意味があります。ひとつには、仲人・媒酌人などお世話になった人へのお礼として渡すお金のことをいいます。媒酌人をお願いした場合は、10~20万円というのが一般的です。また、街の教会で結婚式を挙げる際の費用のことを謝礼と呼ぶ場合もあります。この場合、装花や聖歌隊、牧師への謝礼を献金として支払います。ちなみに、結婚式当日に、挙式披露宴に係わる人へ渡す謝礼のことは心付けといいます。さらに、結婚紹介所を介して結婚相手を紹介してもらい、成婚した際に発生する費用のことも謝礼と呼びます。

シャワーブーケ

シャワーブーケとは、シャワーから出る水の流れをイメージしたスタイルのブーケのことをいいます。幸せがシャワーのように絶え間なく降り注ぐようにとの願いが込められています。軽い小花や動きのあるグリーン(つる性の植物・花の茎・リボン葉物等)で放射状にラインをつくり自然の動きを出し、水が降り注ぐような躍動感があり、ボリュームいっぱいに花が四方に広がるシルエットになります。手に持って歩くと、動きに合わせてふんわり揺れる花たちが、優雅で愛らしく軽快な感じを作り出し、使う花によって豪華にも、キュートにもなります。比較的どんなドレスにも合いますが、ウエストからふんわりと広がった優しいシルエットのドレスと相性がよいです。

シャンタン

シャンタンとは、縦に生糸(シルク)、横に玉糸や絹紡糸を用いた平織物のことをいいます。フォーマル、ドレス、スーツ、ブラウス、シャツから、バック等の小物やインテリアファブリックに至るまで非常に使用用途が高い素材です。シルエット的には、構築的でモダンなデザインに相応しい生地ですが、フレアをたっぷりとれば美しい優雅なドレープ感も表現できる生地厚があります。横糸の太さが均一でなく所々太い所(スラブ)があるため、縦方向に不規則に長い畝(節のような)凹凸があり、適度なムラ感が表現され、まるで紬のような地模様が表れるのが特長で、これが逆にシルクの光沢と相まって独特の風合いと張りを持たせます。抑え目の光沢感と落ち着いた上品なイメージ、高級感と野趣味という両極の風合いを持つ独特の個性的な織物です。
衣擦れ(布がしゃりしゃりと擦れ合う音)が心地よいのもシャンタンの魅力です。シャンタンは、中国山東省(シャンタン省)で昔から良く取れたシルク織物の一種 の山東絹(さんとうぎぬ)が語源です。元々は柞蚕糸と呼ぶ中国原産の野蚕の糸を手織りにした木乍蚕(さくさん)絹を指します。現在はフルシルク以外にも、綿・レーヨン・ナイロンなどで、横糸に節糸を用いて茶あるいは黄褐色に仕上げ、木乍蚕糸使いのような外観と感触をもたせたシャンタンもあります。

シャンパンサーベル

シャンパンサーベルとは、刀(サーベル)でシャンパンボトルの口をカットする演出のことをいいます。結婚を新しい船出と見たて、ソムリエもしくは新郎が空けたシャンパンで乾杯します。シャンパンサーベルは、中世フランスの海軍の出航出初め式でわれていた儀式で、船長のサーベルでシャンパンの首の部分を切り落とし、航海の無事と戦いの勝利を願って祈ったことが起源とされます。シャンパンサーベラ-ジュともいいます。

シャンパンタワー

シャンパンタワーとは、シャンパングラスをピラミッド状に積みあげ、一番上のグラスからシャンパンを注いで、順々に溢れて下まで流れ落ちる様子を見せる演出のことをいいます。クープ型というシャンパングラスが使用され、新郎新婦がシャンパンをそそぐ役を務めて、注がれたシャンパンはゲストにも振る舞われるます。光の演出と組み合わせるとグラスが輝いてさらにきれいに見えることから、最近では人気の演出です。シャンパンピラミッドともいいます。

シャンパントースト

シャンパントーストとは、直訳すればシャンパンでの乾杯という意味で、ゲストにシャンパンのグラスを満たしてもらい、新郎新婦が乾杯(トースト)することをいいます。欧米に伝わる新郎新婦の幸せと健康を願う意味が込められた儀式です。シャンパンにフルーツや花びらを浮かばせることもあります。また、新郎新婦が腕を交差させた姿勢で自らのグラスのシャンパンを飲み干す演出もあります。

シャンパンピラミッド

シャンパンピラミッドとは、シャンパングラスをピラミッド状に積みあげ、一番上のグラスからシャンパンを注いで、順々に溢れて下まで流れ落ちる様子を見せる演出のことをいい、シャンパンタワーとも言います。クープ型というシャンパングラスが使用され、新郎新婦がシャンパンをそそぐ役を務めて、注がれたシャンパンはゲストにも振る舞われるます。光の演出と組み合わせるとグラスが輝いてさらにきれいに見えることから、最近では人気の演出です。

ジューン・ブライド

ジューン・ブライドとは、直訳すると6月の花嫁となり、6月の結婚という意味です。欧米では古くから、6月に結婚すると生涯幸せな結婚生活ができるという言い伝えがあります。これは、ギリシャ神話の主神ゼウスのお妃ヘラ(ローマ名ではユノ、英語名ではJuno)という女神が由来です。ヘラは最高位の女神で、結婚・出産を司り、家庭・女性・子どもの守護神と云われており、ヘラが守護している月が6月のため、英語で6月がJuneとなりました。また、ヘラを祭る祭礼が6月1日に催されたことから、結婚式を6月に挙げると女神ヘラの加護を受け、生涯幸せになれるという習慣ができたとされます。

シュガーケーキ

シュガーケーキとは、固く焼いたフルーツケーキをシュガーペーストでコーティングしたケーキのことをいいます。イギリスの伝統的なケーキで、日持ちがよく、食べるだけでなく上段を記念日に取っておくなどの習慣もあるケーキです。イギリスにおける正式なウエディングケーキは熟成したフルーツをたっぷり入れて焼いたフルーツケーキにマジパンとシュガーペーストをかぶせて、シュガークラフトでさらにドレスアップした、三段仕立てのシュガーケーキです。1段目は当日の披露宴の列席者に振る舞われ、2段目を当日出席できなかった人たちに振る舞って幸せをおすそ分けします。3段目は保存しておき、初めての子供が産まれた時に食べるとも、一年目の結婚記念日に食べるとも言われています。

宿泊税

宿泊税とは、東京都内のホテルまたは旅館に宿泊をした際、1人1泊の宿泊料金が1万円以上の場合に課税される税金のことをいいます。税率は、宿泊料金(1人1泊)10,000円以上15,000円未満の場合は100円、15,000円以上の場合は200円が課税され、ツインルームなどの1室に2人以上で宿泊する場合には、1人当たりの宿泊料金に換算して判断します。 海外の都市でも、宿泊税、ホテル税、滞在税等の名称で同種の税を負担してもらう例があります。例えば、ニューヨーク市ではホテル客室占有税として宿泊料金の5%に加え、宿泊料金に応じて最高2ドルまでが課税されます。香港ではホテル宿泊税として宿泊料金の3%、パリ市では滞在税としてホテルのランクに応じて100円程度、シンガポールではホテル税として宿泊料金の1%がそれぞれ課税されます。

宿泊予約

宿泊予約とは、結婚式に遠方から出席するゲストのために宿泊の用意をすることをいいます。基本的に日帰りが不可能なゲストに用意します。ゲストの室料は両家で負担し、朝食もつける場合が多いです。宿泊は早めに手配し、事前にゲストにその旨を伝えておくと良いでしょう。ホテルウエディングであれば、多くの場合ゲストの宿泊に特典割引があります

出張メイク

出張メイクとは、式場専属のヘアメイクを利用せず、外部スタッフを独自に手配して出張形式で挙式・披露宴当日のヘアメイクをうことをいいます。その場合、ホテルや専門式場では、施設内の美容院は使えないことが多いので、別に客室を取るなど場所を確保する必要があります。

出張料

出張料とは、カメラマン・ヘアメイク・司会・演奏者などに外部の業者を利用する際にかかる費用のことをいいます。挙式と披露宴会場、二次会会場の場所が異なる場合、カメラマンやヘアメイクの移動が必要になり、移動費用や拘束時間代などの諸経費として出張料金がかかります。また、式場までの距離が遠距離の場合、交通費として出張料金が発生する場合があるので、事前に確認しておくとよいでしょう。

主賓

主賓とは、披露宴でメインとなるゲストのことで、来賓を代表する立場の人のことをいいます。勤務先の上司や学生時代の恩師など、社会的地位の高い人にお願いすることが多いです。主賓は上席に座って頂くのが礼儀で、会場のテーブルレイアウトにより異なりますが、高砂に最も近い場所が上席となります。新郎側、新婦側それぞれに一人ずつ招待するのが一般的で、最初に祝辞のスピーチを述べてもらいます。一般的に主賓の祝辞に続いてケーキカット、乾杯の流れになります。乾杯は準主賓の人に音頭を取ってもらうことが多いようです。

主賓席

主賓席とは、上司や恩師などのメインとなるゲストの席のことをいいます。披露宴会場の上席に位置し、会場のテーブルレイアウトにより異なりますが、新郎新婦のいる高砂に最も近いテーブルの中央が上席となります。

承認

人前式結婚式では、結婚の誓いを宗教に関係なく、列席者全員の前で永遠の愛を誓い、列席者が二人の結婚を承認することになります。牧師や司祭、神主に代わる存在として、司式者や立会人代表が結婚の宣誓を執りいます。人前式は特に決められた儀式も式次第もないスタイルで、自由に二人らしさを表現できるため、承認方法も拍手をしたり、クラッカーをならしたり、ベルをならしたりと様々な工夫がなされます。人前結婚式においては、列席者は単なる「お客様」ではなく「立会人」であり「証人」となります。列席者には事前に立会人となることや承認の流れを伝えておくとよいでしょう。

招待状

招待状とは、結婚式に招くためにゲストに事前に送る案内状のことをいいます。招待状は披露宴の招待状で、挙式は付箋で別途案内をするのが正式となります。招待状は式場のパッケージプランにも含まれている事も多いですが、最近はオリジナルの手作り招待状を作成する人も増えていて、毛筆での宛名書きをしてくれる筆耕を頼むこともできます。返信はがきには必ず50円切手を貼って同封します。切手は慶事用の切手を用いることが多く、郵便局で入手できます。招待状のスケジュールは、結婚式の3ヶ月前までには発注または制作を開始し、2ヶ月前には発送、返信ハガキの期日は挙式1ヶ月前が目安となります。招待状は消印の日付が大安の日になるように、挙式2ヶ月前の大安の午前中に投函するとよいとされています。また、返信はがきの期日は、挙式1ヶ月前の大安にするとよいとされます。招待状には、披露宴の日時や場所などを明記した招待状に加え、挙式の案内・切手を貼った出欠確認の返信はがきや、会場案内地図、必要によって駐車場や交通手段の案内・時刻表、宿泊施設や着付等の案内も同封します。また、カジュアルなパーティの場合は趣旨も伝えておきます。
祝辞・余興の依頼者には、事前ににその旨を伝えておき、招待状に付箋を同封します。遠隔地からのゲストには、交通費などこちらの心づもりを伝えておくとよいでしょう。差出人は、新郎新婦名で出す場合と、両家親の連名で出す場合があります。差出人が結婚式の主催者となるため、披露宴の最後の挨拶(謝辞)をするのは差出人となります。招待状をいきなり発送するのではなく、事前に電話などで結婚の日程をあらかじめ伝え、出席を確認した上で案内を送ります。主賓や媒酌人、上司などにはできれば手渡しするとよいでしょう。

少人数ウエディング

少人数ウエディングとは、親族やごく親しい友人だけでの結婚披露宴のことをいいます。少人数ウエディングという場合、40名以下ぐらいの招待客数のウエディングを指すことが多いです。新郎新婦とその家族のみの10名以下という場合もあります。会社関係の人間を招かないというのは普通の披露宴でも最近よくみられる傾向です。ほとんどのホテルや専門式場では少人数に対応するバンケットを持っており、少人数のウエディングプランが用意されていることが多いです。一方、レストランやゲストハウスなどでは、20~40名くらいだと受け付けてもらえない場合もあります。ゲストとの距離が近く、アットホームな雰囲気で楽しめるのが少人数ウエディングの魅力です。新郎新婦がゲスト一人一人を紹介したり、ゲストから一言ずつお祝いメッセージを頂いたり、ケーキカットの後、ゲストにケーキをひと皿ずつサービスして回ったり、シャンパンを注いで回ったりと、ゲストとのコミュニケーションを図りやすいのも少人数ウエディングならではの魅力です。ゲスト参加型の演出なども組み込みやすく自由度が高いウエディングスタイルで、個性派のオリジナルウエディングがしたいカップルにおすすめです。プライベートパーティーともいいます。

消費税

消費税とは、サービス料を含めた全項目の総額に5%かかる税金のことをいいます。中でも会食に関する項目には、まず10%程度のサービス税が掛かり、さらに消費税が加算されるので注意が必要となります。特別地方消費税は平成12年3月31日をもって廃止されました。現在は総額表示になっています。

ジョーゼット

ジョーゼットとは、薄く透けてみえる細かい縮緬ジワのある生地のことをいいます。シースルーを代表する織物で、その長所である軟らかさやレープ性を生かして、ドレスによく用いられます。他にもスカーフ、ブラウス、ショール、ベール等に使用されています。経(タテ)緯(ヨコ)糸ともに強撚糸(強く撚った糸で、撚糸回数2,000回/m以上)を使用して粗く織った生地で、細糸2糸を右撚り左撚りと交互にすることによって、生地を縮ませシボ(凹凸感)のある表情がでます。透けていて独特のシャリ感があり、ふんわりとした軟らかく優しい手触りがあります。ドレープや細かいギャザー、プリーツがきれいに出ます。また、透明感と縮緬の風合いが、光の微妙な表情を映し出し、優雅なイメージを表現できることから、電球の傘の素材としても用いられます。ジョーゼットとは「クレープ・ジョーゼット」あるいは「ジョーゼット・クレープ」の略です。

ジョーゼット装飾

ジョーゼット装飾とは、新郎新婦が座るメインテーブル・高砂席の後ろに飾る薄くて柔らかい布のことをいいます。カーテンのように天井から吊り下げてドレープを出し、金屏風の代わりに装飾します。金屏風が雰囲気に合わなくなってきていることから、最近では金屏風に取って代わってジョーゼットが用いられることが増えています。ジョーゼットはメインテーブルの後ろだけでなく会場内を飾るのにも用いられます。ドレープがきれいに出るのでやわらかい雰囲気になり、ライトに映え、カラーコーディネートにも合わせやすいという利点があります。金屏風と違って別料金がかかるのが一般的で、平均相場はメインテーブルだけなら2~5万円程度となります。

上用饅頭

上用饅頭(じょうようまんじゅう)とは、お祝い事に紅白饅頭としてよく用いられる和菓子のことをいいます。結納の儀式後の歓談の席で出されたり、挨拶回りの折に配られたり、披露宴の引き菓子として用いられます。紅白の饅頭は花嫁が嫁ぎ先の家風に染まれるように、また、そのまるい形から円満な家庭を築けるようにという願いが込められています。挨拶回りの際は、花嫁の名前を書いた風呂敷や扇子などと一緒に配られ、お世話になった方々へのお礼とこれからのお付き合いをお願いします。薯蕷饅頭は、殿様に献上する和菓子として用いられた歴史ある上品な和菓子の代表でした。昔、和菓子は一般庶民には口にできない高価なもので、貴族など位が上の者しか食べることが出来ませんでした。そのため上に用いる饅頭ということで上用饅頭とつけられたのがその由来です。今ではお祝い事には欠かせない和菓子で、入学式や運動会などでも配られます。上用饅頭とは、本来は薯蕷饅頭と書きます。「薯蕷」(じょうよ)とは山の芋(大和芋)のことで、これは自然薯(じねんじょ)とも呼びます。この山の芋をきめの細かくすりおろし、砂糖と上用粉を加えた生地であんを包み蒸しあげたものが薯蕷饅頭です。独特のやわらかさと白さがある生地で、シンプルで上品な和菓子です。上用粉とは、精白したうるち米を水に浸けた後、粉砕して乾燥させた米粉のことです。米粉は新粉(しんこ)とも呼ばれ、粒子の粗いのが並新粉、細かいのが上新粉、特に細かいのが上用粉と分類されます。

ショールカラー

ショールカラーとは、へちま状に外縁がやや丸みがあり細長く折り返っている曲線的な一枚襟のことをいいます。ガウンの襟のように、肩掛けを羽織ったようなデザインです。タキシードに多く使われる襟型で、襟の下が丸くなっているものをショールカラーと呼びます。一方、襟の先がとがっているものはピークラペルと呼びます。タキシードが誕生した当時はショールカラーのデザインでした。別名、へちまカラー、へちま襟とも呼ばれます。

食事会

食事会とは、両家の家族が会して食事をすることをいいます。仲人を立てず、結納をしない場合は、両家の家族の顔合わせだけをう際に開かれる会食のことです。挙式や披露宴をわないカップルが、入籍の前後に両家の家族の顔合わせと親睦を目的としてう場合もあります。また、結納品や結納金のやり取りを簡略化した「略式結納」でも用いられます。場所はホテルや結婚式場、レストランなどでわれ、ホテル・式場には食事会用のパッケージプランが用意されているところもあります。会食ともいいます。

ショルダー

ショルダーとは、宝石をのせる台である石座と、アームを繋げる部分のことを言います。これは、宝石のすぐ脇の部分のことです。ちなみにアームはリングの留め金や指を通す金属の輪の部分のことです。リングの印象は、石座・アーム・ショルダーの太さやバランス、描くラインによって大きく変化します。肩ともいいます。

白木の献上台

白木の献上台とは、結納品を載せて納められる足付きの台のことをいいます。献上台とは贈呈(献上)する品物を載せる台を意味します。献上台を用いるのは、品物を直接持って手渡すより、品物をお盆に載せてお盆ごと手渡すようにする方が丁寧な方法と考えられているためです。したがって、結納品を台ごと全て献上する意味があり、献上台で納められた際は献上台を返す必要はありません。これに対して、足がなく盆として使う白木の献上台のことを片木台(ヘギ台)と呼び、目録や親族書などを贈呈するときに用いられます。結納品は関東では一つの白木の献上台に全てを載せ、関西ではそれぞれ個別の台に載せる習慣になっており、飾る結納品とセットで購入します。

資料請求

資料請求とは、会場やウエディングアイテムの資料を請求することをいい、インターネットや雑誌の資料請求はがきでまとめて請求できます。又、ブライダルフェアの予約も可能です。見積もりの割引があることもあるので、会場を決める際には事前に資料を請求して、いろいろと比較検討してから下見に訪れるとよいでしょう。

シルク

シルクとは、絹(きぬ)のことで、蚕の繭からとった天然の繊維のことをいいます。独特の美しい光沢があり、古来より珍重されてきた高級素材です。色合いはオフホワイトになります。シルクの糸を使ったサテン地のことはシルクサテンと呼びます。また、絹の糸のことを生糸(きいと)ともいいます。柔らかい・軽い・吸湿性が良い・染色性が良いといった利点があり、家庭での洗濯が困難・汗によりしみになりやすい・変色しやすい・日光で黄変する・虫に食われやすい、といった欠点があります。絹の布をこすりあわせると『キュッキュッ』を音が鳴り、これを絹鳴りといいます。

シルバーコイン

シルバーコインとは、花嫁の左の靴にシルバーコインを入れておくと、金運や豊かな未来が約束されるというおまじないのことをいいます。イギリスではシルバーコインが金運につながるというのが由来で、6ペンスのコインが用いられますが、この6ペンスコインは、1967年に造幣を終了している為、現在は古銭を入手するか、同じ銀色のコインで代用することになります。

ジレ

ジレとは、フランス・イタリア語でベストのことをいいます。丈の短い袖無し装飾上着で、胸の部分(ボザム)をさかんに飾り、重ね着したときに見せます。日常着から、フォーマルでドレスに羽織る豪華で華美なもまで、さまざまなものを指します。18世紀フランス、ロココスタイルのジレは、前身頃には上着(アビ)やキュロット(膝丈のパンツ)と同じ絹などの豪華な生地を用いますが、後身頃は裏地で作られています。チョッキとも言います。

白無垢

白無垢 (しろむく)とは、神前挙式の場合に着る白い花嫁衣裳のことをいいます。角隠しまたは綿帽子を被り、打掛、掛下(打掛の下に着る着物)、帯、足袋、小物などにいたるまで、全てを白一色で揃えます。これは身の清らかさと、「どんな色にでも染まる」という意味合いを持ちます。白無垢は挙式に着用し、披露宴では色打掛けに掛け替えます。これは「嫁ぎ先の家風に染まる」という意味合いを持ちます。歴史的にみれば、白無垢は武家(侍)の家に嫁ぐ花嫁の衣裳で、古来日本では、白は太陽の光の色と考えられ、神聖な色とされており、平安朝以来、花嫁衣裳に純白が貴ばれるようになりました。室町時代に、足利幕府により礼道教育が始まり、小笠原流、伊勢流などの礼道が確立すると、婚礼の法式や衣裳が定められるようになりました。幸菱文様(さいわいびしもんよう・小花で型どった菱形の幾何学的な文様)の表着に白打掛が着用され、これが白無垢の起源となります。また、婦人は外出の際に小袖を頭から被く(かづく)ようになり、この習慣が婚礼のしきたりにも定められ、白の小袖を被くようになりました。これが次第に江戸時代の綿帽子、今の角隠しへと変容していきます。

準礼装

準礼装とは、正礼装の次に格式が高い服装のことをいいます。準礼装は20世紀になって確立された、通常のスーツよりも格式のあるワンランク上の服装で、パーティや式典などに幅広く着用されます。正礼装の次に格式が高く、女性の準礼装は、昼はアフタヌーンドレス、夜はカクテルドレスを着用し、男性の準礼装は、昼はディレクターズスーツ、夜はタキシードとなります。日本における定番のブラックスーツは、略礼装にあたり、ブラックスーツでも蝶ネクタイを合わせると準礼装となります。このブラックスーツは、昭和20年台後半、日本のフォーマルメーカーが考案した日本独自のもので、ブラックスーツに白ネクタイは、日本では結婚式の礼装ですが、外国人の目にはマフィアに見えるそうなので海外挙式や外国人のパーティではブラックスーツは避けたほうがよいでしょう。準礼装のことをセミフォーマルといいます。

神官

神官(しんかん)とは、神前式を司る人のことをいいます。「かみづかさ」とも読みます。

シングルカフス

シングルカフスとは、カフスリンク用のホールが付いておらず、初めから片方にボタンが付いていて留めるスタイルの袖口のことをいいます。フォーマルな席では、固く糊付けされたシングルカフスがより正式とされています。バレルカフスともいいます。

進行表

進行表とは、披露宴の流れを表したもののことをいいます。披露宴は、時間刻みでタイムテーブルを組んだ進行表を元に進められていきます。披露宴が時間内に収まるように詰めて、事前に内容を検討します。これに対し、挙式の進を定めたもののことを式次第といいます。

身上書

身上書とは、結婚を前提とした交際をするときに相手方に渡す、履歴書のようなもののことをいいます。内容は、履歴書に記載する項目に家族の状況を記したものとなります。家族書・親族書がやや事務的なのに対し、身上書は家族の現在の状況を文につづります。見合いの際に相手に渡す「釣書き」も身上書の一種です。身上書に書く内容としては、氏名・生年月日・本籍・現住所・学歴・職歴・身長・体重・趣味・特技・資格、家族の氏名・生年月日・職業・学歴・両親の出身地などがあります。特に決まったパターンはなく、身長・体重・特技・資格・家族の学歴、出身地などは書かれていない場合もあります。身上書は、白無地の上質紙にボールペンや万年筆書きでかまいません。釣書に封入し、仲人を介して先方に渡します。

神前式

神前式とは、神前でう挙式スタイルで、日本に古くから伝わる伝統的な「しきたり」を尊び、格調高く、古式ゆかしい雰囲気のなかでわれる挙式のことをいいます。神社のほか、ホテル・式場に設けられた神殿でわれます。おのおのの親、兄弟、親族全てが家どうしで深く結びつくという古来の伝統的な考え方でわれ、式に参列できるのは親族だけというのが一般的ですが、友人が列席できるところもあります。神前式でわれる内容としては、誓盃の儀(三三九度の盃をかわすことです)、玉串奉奠(たまぐしほうてん)、誓詞奏上、指輪の交換などで、結婚を誓い、結婚を先祖の神々に報告します。また、雅楽の演奏や舞が入るところもあります。元々は古く室町時代の武家の結婚式が起源とされますが、今日のような神前式が始まったのは、明治33年に大正天皇のご成婚を記念して日比谷大神宮(現大東京神宮)でった結婚式が最初と言われ、意外にもその歴史は浅いです。古来、結婚の儀式は各家の床の間に祀られた神様の前でわれ、夫婦の契りを結び固めていました。明治時代以降は、結婚式は床の間での儀式から、神社での神前式へと姿を移してきます。神前式の神様は、一般的なのは夫婦円満の神様で、天照大神(あまてらすおおみのかみ)の親とされている伊弉諾(イザナギ)・伊弉冉(イザナミ)二柱の神様が祀られます。

人前式

人前式とは、結婚する二人または両家が、友人や知人を招いて立会人として執りわれる挙式のことをいいます。結婚の誓いを宗教に関係なく、両親・親戚・友人・知人などの前で永遠の愛を誓い、列席者全員が立会人・証人となります。婚姻届や特別に用意された結婚証明書に、新郎新婦と立会人がそれぞれサインすることで結婚の証しとし、ゲストの前で結婚を宣言することが多いようです。牧師や司祭、神主に代わり、列席者の中から立会人代表を立て挙式の進を務めます。また、披露宴の司会者に合わせて頼む場合もあります。宗教色がなく、特に決められた儀式も式次第もない挙式スタイルで、進や誓いの言葉などすべてが自由なことから、オリジナルウエディングをしたいカップルに最近人気の挙式形態です。時や場所を選ばないので、室内外を問わず、スペースさえあればどのようにもでき、披露宴会場でうこともできます。挙式料金を抑えられるのも魅力のひとつです。 シチュエーションにとらわれないため、レストランウエディングでよく用いられます。また、船上やテーマパークなど自由なスタイルでうことも可能です。

人造石

人造石とは、人工生産物の一種で、同じ組成と構造が天然には存在しないもので、一定の内部構造、化学特性、物理特性を有し、人工的に生産された物質のことをいいます。ダイヤモンドに類似している人造石の代表として、キュ-ビック・ジルコニアがあり、これは頭文字を取って「CZ」などと呼ばれる場合もあります。一方、天然宝石と基本的に同じ組成と構造をもつ人工宝石材のことを合成石と呼び、ルビー、エメラルド、サファイア、オパールスピネルなどの合成石があります。

親族杯の儀

親族杯の儀(しんぞくさかずきのぎ)とは、神前挙式の儀式のひとつで、両家の家族が親族となった誓いの杯を交わす儀式のことをいいます。巫女が両家の上座のから順に御神酒を注いで回り、両家列席者全員の前の杯に御神酒が注がれたところで、祭主の合図で列席者一同が起立し、一斉に杯を三口で飲み干します。これにより両家が親族として固まったことを意味しています。親族杯の儀の後、斎主祝辞、斎主による儀式終了の挨拶をして神前式は終了します。その後、先導に従って新郎・新婦、媒酌人が退場し、続いて列席者一同揃って起立し、神前に一礼して退場します。親族固めの杯ともいいます。

親族書

親族書とは、生存している3親等内の親族の名前・続柄・年齢・住所・職業などを記した書類のことをいいます。本人から2親等までの親族は家族書に記します。つまり、具体的な続柄でいえば「祖父・祖母・父・母・兄・姉・弟・妹・本人」は家族書になります。結納の際に家族書と親族書を両家で交換しますが、最近では親族書を省略する場合もあります。親族書や家族書は奉書を奉書紙に墨で書くのが正式ですが、白い便箋にペン書きでも構いません。奉書紙の場合は、横長に二つ折りにし、折り目を下にして墨書きし、左、右の順に三つ折りにして上包みをかけ、ペン書きの場合は、下から三つ折りにして白い長封筒に入れます。表書きは「家族書」「親族書」と記します。その昔は、親族一同が結婚に賛成しているという証書の代わりにしていましたが、近年では家族・親族の紹介をしあう意味合いが強いようです。ちなみに両親の兄は伯父、姉は伯母、弟は叔父、妹は叔母と記します。

親族紹介

親族紹介とは、両家の親族が一同に介して、お互いに紹介しあうことをいいます。親族の中には結婚式の当日初めて顔を合わせる方もいるため、互いに紹介しあって今後の親戚付き合いの挨拶とします。媒酌人や新郎新婦の父、もしくは親族の代表が司会進し全員を紹介しますが、自己紹介のかたちをとることもあります。一般的には挙式前にわれ、最初は両家別々の親族控え室を、親族紹介の時に仕切り壁を取り外して対面させます。また、式中や親族集合写真の際にわれる場合もあります。

親族集合写真

親族集合写真とは、新郎新婦と両親、両家の親族が集まって写真を撮ることをいいます。一般的に、スタジオ(写真室・写場という)で撮りますが、ガーデンやアトリウム、チャペルの前などの屋外で撮影する場合もあります。中版カメラで撮影し、基本的に撮影したネガ・ポジフイルムを貰うことはできません。また、追加の焼き増しには別途料金がかかります。式場やホテルのパックプランを利用する場合には、写真代の中に含まれていることも多いです。

神父

神父とは、カトリックのキリスト教聖職者の呼称で、カトリックの教会式結婚式を執りう司式者のことをいいます。正式には司祭といいます。プロテスタントの場合は牧師と呼ばれます。カトリックの方が、戒律が厳しく儀式を重んじる傾向にあり、事前に結婚講座を受けたり礼拝に参加する必要があることが多いです。

新郎謝辞

新郎謝辞とは、披露宴の最後に新郎が列席者に挨拶をすることをいいます。以前は両家代表謝辞として、新郎の父親がお礼の挨拶をするものでしたが、最近は新郎謝辞も一緒にうことが一般的になっており、自分の言葉でお礼や新生活への決意を述べたいと願う新郎が増えてきています。披露宴の招待状も、両家の親名義よりも新郎新婦名義で差し出される傾向にあります。

シンメトリー(ドレス)

シンメトリーとは、ドレスにおいては左右対称な形状のドレスのことをいいます(シンメトリードレス)。シンメトリーとは、左右対称な形の意味で、左右対称で安定感のあるデザインであり、ダイナミックな美しさや、ソフトな優美な印象となります。一方、シンメトリーに対して、左右非対称な形をアシンメトリーといいます。

シンメトリー(ダイヤモンド)

シンメトリーとは、ダイヤモンドの4Cの一つのカットを決める仕上げ(フィニッシュ)の評価のひとつで、対称性のことをいいます。シンメトリーとは左右対称な形の意味です。各研磨面の対称性の高度(8回対称)によって、輝きを各部分からの輝きを均等に引き出すことができます。左右対称で安定感のあるデザインとなります。一方、シンメトリーに対して、左右非対称な形をアシンメトリーといいます。