結婚式でスピーチを頼まれて四苦八苦。結果は成功!

友人の結婚式でスピーチを頼まれました。ところがなかなかエピソードが浮かばなくて‥そんな苦労話をレポートします。

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結婚式でスピーチを頼まれて四苦八苦。結果は成功!
 先日友人のウエディングで、スピーチをしました。実は私はかなりの上がり症で、結婚式1か月前くらいからずっと緊張の日々。今日の日記ではそのスピーチ苦労話をレポートしたいと思います。

 友人のYちゃんと私は大学の同級生。授業は適当にこなして、遊びやバイトの方に力を入れていた私とは違い、Yちゃんは毎回授業にしっかり出て先生にもかわいがられていた優等生。でも、真面目人間というわけではなく、海外の俳優さんの追っかけをしていたり、バスケが上手かったり。性格もてきぱきしていてゼミ合宿の会計係なんかも率先して引き受けてくれていました。

 でも、そんな彼女へのスピーチで何を話したらいいのか、考えれば考えるほど分からなくなってしまって。と言うのも、いつも何人もの友人でのグループ行動でしたから、二人だけの思い出が特にないんです。それに彼女は積極的に発言するというよりはにこにこと人の話を聞いているタイプなので、目立ったエピソードがなくて。スピーチの下書きを作ろうと一生懸命昔を振り返ってみても、何も思い出せなくて頭が真っ白になるばかり。あっと言う間に式の三日前になっていました。

 助けになったのは、会社の先輩の一言です。お昼休みに一緒にランチに行った先輩に「スピーチが上手く浮かばなくて」と話したら、「うまく話そうとするからダメなんだよ」と言われたんです。「特別な思い出とか、泣かせる話とか、そんなこと考えなくていいの。相手のことを皆さんに素直に紹介する気持ちで話して、後は『おめでとう』って言えばそれでいいんだよ」と。‥なるほど!

 すっかり気持ちが楽になった私は、この日記の前半で書いた彼女のありのままの印象をお話しして、「リーダーになるタイプではないけれど、誰からも好かれて皆を支える素敵な人です」とスピーチすることにしました。すると気持ちに余裕が生まれて、当日、彼女のウエディングドレスが、シンプルだけど衿元に小さな花をあしらった素敵なものだったので、「今日のドレスのように、きらりと光る所のある方です」とアドリブを言うことまで出来ました。

 式後、Yちゃんのお母さんが駆け寄って来て、「いいお話をして下さって本当にありがとうございました」と涙目で言って下さったので、結構良いスピーチになったんじゃないかと思います。私にとっても思い出に残る結婚式になりました!