結納

結婚準備資金

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結婚式の費用の話はよく特集されていますが、実は結婚式を挙げるまでの間にも、顔合わせや結納、結婚指輪などの資金も準備しておく必要があります。

ここでは、結婚準備資金として何に・いくら用意しておいた方がいいのか、男性と女性で割合や分担をどうするのがよいかなど、詳しく解説しています。

婚約が決まったら、早めにチェックしてみてくださいね。


女性の結婚準備資金や費用は?

彼からプロポーズされたら、憧れの結婚式がぐっと現実的なものになりますよね。

結婚費用は結婚式よりずっと前からお金が必要になるので、少しずつでも貯金をしておいた方が良さそう。

女性が結婚式以前に必要な費用は、次の3つ。

1.プロポーズしてくれた彼へのお返しの品代・・・10~20万円程度

腕時計やネクタイピン、彼からのリクエストなど、何を贈ってもOK。金額は婚約指輪の3分の1~半額程度が相場ですが、値段よりも「彼が何が欲しいか」で考えた方が喜んでもらえます。

ただ、「お返しはいらないので結婚式費用に回してほしい」という男性も多いです。プロポーズのお返しは二人で話し合って決めるのもいいですよ。

2.顔合わせの食事会・結納の会場費・・・(折半して)10万円程度

両家の食事会・結納の会場費は、男女で折半にすることが多いです。合わせて20万円程度かかりますので、半額の10万円は用意しておきたいところ。

両親に遠方から来てもらう場合は、交通費+滞在費もプラスで考えましょう。例えば大阪から東京に両親を呼ぶなら、プラス10万円含めておく必要があります。

3.結納返し・・・50万円程度

関東では結納金の半返し、関西では1割またはしないことが多いです。なお、結納金や結納返しは「家」同士でやりとりするものなので、基本的には両親が用意します。

最近では「半返しなしで始めから半分の金額を包む」という場合や、そもそも結納をしない場合も多いです。地域差や家によって考え方が大きく異なるので、しっかり確認しておきましょう。

4.結婚指輪・・・(折半で)15万円程度

結婚指輪の相場は二人で30万円程度。二人で半々で負担する場合が多いので、結婚指輪代も忘れず貯蓄しておきましょう。

中には男性が全額負担するカップルもいます。彼が全額支払うと言ってくれたら、指輪代として貯めた分は結婚式代に回すなどして、彼の負担を減らしてあげられるといいですね。

結婚式以前にもお金がかかるシーンは意外と多いもの。結婚を意識していなくても、普段から40~50万円は花嫁準備資金として貯金しておくといいですよ。

男性の結婚準備資金や費用は?

男性の結婚準備資金、メインはやっぱり婚約指輪。結納金を自分で用意するという人は費用が増えるので、しっかり準備しておきましょう。

1.婚約指輪・・・35万円程度

婚約指輪の平均相場は35万円程度。また、レストランや旅行先でプロポーズしたいなら、その分の費用も考慮して。多めに50万円近く準備があると、理想のプロポーズが実現できそうです。

2.顔合わせの食事会・結納の会場費・・・(折半して)10万円程度

女性の場合と同じく、最低10万円は用意しておきたいところ。「男性が多く払うべき?」と思う男性もいるかもしれませんが、顔合わせ・結納は両家のことなので、彼女と半分ずつの負担が一般的です。

遠方から両親に来てもらうときの交通費や滞在費も合わせて考えましょう。

3.結納金・・・100万円程度

結納金は、男性側の両親、または本人が用意します。彼女の両親から「結納返しはなしで半分の額にしてください」と言われることもあります。結納金の相場は100万円が定番ですので、その場合は50万円包みましょう。

「お金のことだからお互いの両親に言いにくい」と思うかもしれませんが、はっきりさせておいた方が双方の両親も準備がしやすくて安心します。「結納金はいくらの予定です」と、彼女からご両親に伝えてもらいましょう。もちろん自分の両親と話し合っておくことも忘れずに。

4.結婚指輪・・・(折半で)15万円程度

結婚指輪は二人で購入するカップルが多いです。もし「結婚指輪も自分が買ってあげたい」と思うなら、彼女の分も含めた30万円程度を用意しておきましょう。

結婚式以前に男性が必要な資金として、結納をしないなら60万円程度、結納をするならプラス100万円が必要と考えておくとよいでしょう。

結婚式前からそんなお金がかかるなんてと思うかもしれませんが、最近では結納を省略したり、結納金なしの結納を行うカップルがほとんど。結婚式もご祝儀で充当できる部分も多いので、それほど気負わなくて大丈夫ですよ。

結婚準備資金は100万円~200万円必要?

結婚準備資金としていくら用意すればいいの?漠然と「だいたいこれくらい必要だから貯金しよう」と思っても、結婚するまでにいくら貯金すればいいのか具体的な金額が分からないと、なかなかやる気がでませんよね。

具体的な相場を知って、自分たちはどこにお金をかけたいのかが分かれば、貯金の目標も立てやすくなります。

結婚式までに必要なイベントは、次の4つ。費用の相場は、
①プロポーズ(婚約指輪の購入)・・・35万円
②両家の顔合わせの食事会・・・6万円
③結納・・・15万円
※別途、結納金(男性)100万円、結納返し(女性)50万円
④結婚指輪の購入・・・30万円
⑤ハネムーン代金・・・50万円
※結納金や結納返しは両親が準備することが多いので、ここでは合計から除きます。

結婚準備資金としては120万円弱程度が相場といえるでしょう。

最近では結納を省略するカップルが多いですが、結納をするかどうかは両親の意向が強く影響します。「別にやらなくてもいいよね?」と自分たちだけで判断せず、お互いの両親にもきちんと確認しておきましょう。

結納に関しては両親の意見を尊重した方が、後々の関係も良くなりますよ。

また、新婚旅行費用も支払いは結婚式より先になることが多いので準備資金として考えておいて。旅行代+お土産代で50万円程度が相場です。

新生活を始めるカップルは、さらに新居への引っ越し+家具の購入で100万円程度必要になります。

上記のイベントを全てこなすと、全部で200~250万円程度。結婚式はご祝儀を充てられますが、これらのイベントは自分たちでしっかり貯めておきましょう。

結婚準備資金や費用の両家分担や割合は?

「結婚準備資金って意外とかかる!」と不安になるかもしれませんが、両家の親が援助してくれることも多いです。

例えば、結納。両家を結び付ける大切なプロセスなので、両親が援助を申し出てくれることも多いようです。

地域によっては、「結婚式費用は男性側がもち、結納費用は女性側がもつ」という考えや、「男性側は結納金を負担するので、結納費用は女性側がもつ」という考えが根付いていることも。

最近では、あらかじめ話し合った上で、両家で折半するケースも多いです。

いずれにしても大事なのは、どちらかの家に負担がかかりすぎないよう配慮することです。

結納についてはお互いの両親の意向を尊重し、援助してもらえるようなら素直に従った方が良いでしょう。

結婚資金いくら必要?貯金の平均は?

プロポーズから結婚式まで、1年以内に行うカップルは多いですよね。その場合は、結婚準備資金と合わせて結婚式費用も貯めておく必要があります。

結婚式にかかる費用は平均で約360万円ほど。
少人数挙式や1.5次会パーティーをするなら、もっと抑えることができます。
また、いただいたご祝儀で半分~3分の2くらいまかなうことができるので、実質費用は120万円~180万円程度になります。

では結婚を考え始めたら、いくらぐらい貯金をしておけばいいのでしょうか?

先輩カップルは、それぞれが平均で260万円程度貯蓄しているようです。
結婚準備費用が120万円程度、結婚式費用が120万円~180万円合わせて240万円~300万円程度、新婚旅行や新生活も含めると約300万円~450万円ということになります。

もちろん、両親に援助を早めにお願いする、結婚式のプランを賢く選ぶ、新生活の家具は後から買い揃えるなどすれば、費用はもっと抑えることができます。なので貯金がないからと心配しすぎる必要はありません。今の現状を考えてお互い無理のないように優先順位を考えて必要なものから予算を考えていけば大丈夫です。

二人で目標金額を決めて一緒に貯蓄を頑張ったり、自分たちの貯蓄の範囲で叶えられるプランを考えたりすれば、二人の絆もさらに強まり、その後の結婚生活の良い準備期間になるはず。

二人が幸せになれる結婚プランを一緒に考えてみてくださいね!